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街頭演説する枝野幹事長

　先週の日曜日は安倍首相が私の最寄り駅の一つで街頭演説を行った。今週は民進党の枝野幹事長が演説に訪れていた。この駅を最寄り駅として利用するようになって10年以上になるが、政治的にこんなに重要視されている地域だとはついぞ知らなかった。

　当然のことながら、話の内容は先週の安倍首相とは正反対であった。どちらの話にもそれなりに説得力があり、一方でどちらの話も突っ込みどころ満載であった。まぁどちらの話も生で聞くことが出来たのは、投票する上で幸いなことであった。

　聴衆は先週と比べると1/5弱といったところだろうか。まぁ首相と比較するのは酷というものだと思うが、先週の賑わいというか熱気を見た後だけに、ちょっと寂しい感じは否めなかった。

　枝野氏が官房長官だったころから感じていたのだが、彼の声は聴きやすくて心地よい響きがある。今回の演説を聞いて改めてそう思った。持って生まれたものだと思うが、これは政治家として大きなアドバンテージだと思う。

　投票日まで2週間である。参院選ということで、政権選択の選挙ではないと思うが、それでもこれまでの国の運営に対する評価を国民として示す機会だし、その結果は今後の政権運営に影響を与えることは間違いない。今回は主要2政党の重鎮の話を直接聞けたことだし、より熟慮して投票に臨みたいと思う。